この授業は持続可能性の観点からビジネス戦略をどのように考えるべきかを掘り下げることが目的でした。学生のほぼ全員がネイティブで教授もネイティブなだけあって、授業の速度は早く、アメリカンジョークについていくのがやっとの授業でした。
Textbook
昨今ではサステイナビリティは無視できない要因の一つです。授業は、経済が我々にとてつもなく大きな良好な影響を与えてきたことを前提とする一方で、同時に多くの副作用も生んできたと始まります。その代表例が所得格差であったり、環境破壊といったものです。会社にとってこれらはマーケットの変化、あるいは文化的変化と捉えることができ、それらの変化に対応してビジネスをどのように発展させるべきかをケーススタディを通して学びます。
その領域の教授としては当然なのですが、彼の意見は、サステイナビリティと経済成長は両立できるというものです。授業の中で特に真新しい知識や見解は特に学べませんでした。まったく環境保護やサステイナビリティに関して知識がない人は満遍なく学べるという点で素晴らしい授業のように思います。
二点目は、サステイナビリティを考える上で必須の新技術開発に関してあまりにも楽観的すぎると感じました。教授はMITの化学工学出身のようですが、近い将来技術開発が順当に進み、問題は解決されるというスタンスを持っています。しかし、ここ最近の特にエネルギーや環境関連技術の開発スピードは、我々が期待する以上のものになっているのでしょうか?少なくとも蓄電池の技術は数十年前から抜本的な進歩はしておらず、小手先の進歩に限られています。もう少し悲観的な見方をする人がいても良いのではないかと思いました。
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